ブラック企業・ホワイト企業の見分け方
就活生の皆さん、ブラック企業で消耗している皆さんこんにちは!
今回は「ホワイト企業、ブラック企業の見分け方」についてご説明します。
良ければ、会社選びの参考にしてみてください!
1人あたりの仕事量で考える
皆さんは「労働集約型」「資本集約型」という言葉をご存知ですか?
・労働集約型・・・「労働力」が事業の中心となる産業のこと。
こんな業種に多い:銀行、介護系、人材系...etc
人が一生懸命働かなければビジネスが成り立たないため、
1人あたりの仕事のウエイトが大きくなります。
ブラック企業の多くはこのビジネスモデルに分類されるでしょう。
・資本集約型・・・「資本」が事業の中心となる産業のこと。
こんな業種に多い:電気業、ガス業、機械化が進んだ製造業..etc
設備さえ準備してしまえば、人間はその維持や管理などわずかな労働で済むため、
1人あたりの仕事のウエイトが小さくなります。
ホワイト企業の多くはこのビジネスモデルに分類されるでしょう。
市場における位置付けで考える
続いて、会社の「位置づけ」に着目してみます。
高い製品力や、特許の取得で他社との差別化に成功し、
「市場を独占している企業」ほどホワイトの傾向があります。
「NTT」「Apple」「味の素」といった会社の製品やサービスは、
営業マンが一生懸命頭を下げなくても、エンドユーザーは自然とお金を払いますよね?
強いブランド力や製品力があれば、労働力に依存する必要がなくなるのは当然ですね。
「〜といえば〇社」と思う会社のホームページを見て、独自の技術を持っているかチェックしてみましょう!
逆に製品力や特許がなく、他社との差別化が出来ていない企業は、
必然的に人が一生懸命働く「労働集約型」になるので...もう分かりますよね?
会社の過去〜未来を分析する
続いては、会社の位置付けを時間軸で考えてみます。
マーケティング用語に「製品ライフサイクル理論」というものがあります。
製品が「導入期→成長期→成熟期→衰退期」の4つの段階を経るという理論です。
例えば、現在の家電業界は飽和状態にあり「成熟期〜衰退期」に突入しています。
前半の「導入期〜成長期」で差別化に成功した会社であれば、
後半の「成熟期〜衰退期」でも安心して働くことが出来ます。
一方、市場を独占出来ていないメーカーは「労働集約的ブラックな働き方」にシフトせざるを得ないかもしれません。
この理論を応用し「その業界がどの段階にあるのか?」を考えてみましょう。
採用情報・福利厚生で考える
ブラック企業に多く見受けられる「みなし残業制」は、
ベンチャーや中小企業、外資系や外資系を意識した日経企業に多く採用されています。
※職位が上がるとみなし残業制に変わる、といった制度の会社もあります。
(職位が上がれば必然的に残業時間が増えるため)
昨今「仕事(ワーク)よりも生活(ライフ)の方が優先だ」という主張のもと、
「ライフワークバランス」という言葉も話題になりました。
充実したライフを送る上で「残業」は欠かせない指標ではないでしょうか?
「人手不足」や「人口減少」という背景も相まって、
企業は人材を確保するべく「働き方改革」に必死です。
・残業を廃止し、基本給を上げる制度
・有給消化にノルマを設け、全て消化しなければペナルティになる制度
など様々な施策が増えてきています。
会社のHPや新聞、ニュースなどでしっかり情報収集をしましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
「ホワイト企業」「ブラック企業」は明確な定義がないため難しい話題ですが、
視野に入れている会社、皆さんが働いている会社の判断材料になれば幸いです。
では!